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大将のこだわり

● むちゃくちゃな創業プラン
● 開店のときは手は軍手
● 涙の開発ストーリー
● お〜、恐ッ。売り込み失敗談
● あわや火事!消防署には内緒やで〜
● ひょんなことで水餃子の誕生秘話
● いっぺんに目が覚めた。車が店に突っ込んだ

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●むちゃくちゃな創業プラン

まず、若かりし頃から創業に至るまでの「お金」にまつわる話で恐縮です。
乱れた言葉遣いですけど、どうかご寛容に!

18才になったんで車の免許を取ってローンで車を買うた。
その頃はプータローか早朝から昼までの仕事やったんで、時間がある分ほんまによう遊んどった。
ほんでまたこの車が燃費悪うて、給料よりガソリンの請求書の方が高いてなことも…。

仕事も辞めてほんまに金あらへんでどないもいかへんようになったんで、友達に頼んで紹介してもろたんがたまたま中華料理店やった。
とりあえず半年だけのアルバイトということで、早速明日から働くことになった。車のローン払わなあかんし、部屋借りて住んどったからなんやかんやと金が消えていく日々やった。

こんな感じやったから、何年たっても金ねな貯まることあらへん。
僕自身コツコツ貯めていくのがほんまに下手なタイプやねんな。
3年、5年と修行しているうちに、ちょっと腕にも自信らしきもんが出てきて、「俺も店やりてぇな〜」から「絶対店持つんじゃ」にテンション上がってきた。
ほんだら先立つもんいるやんと本気モードになって、なんとか100万だけ貯めれた。

具体的に立地も決めたんやけど、それがテナントとかやのうて、稲作中の田んぼ。
その場所ゆうのが市街化調整区域でほんまやったら建物ねな建てられる場所やあらへんねけど、「沿道サービス」という特例使ったらOKやいうことやった。
せやけど役所に申請してから許可下りるまで1年6ヶ月のロングランや。

ほんで虎の子の100万がスタートする前から、設計事務所の開発申請費用に消えてもうた。

【資金調達】

国金(国民金融公庫=今の国民生活金融公庫)の新規事業貸付に申し込んだ。うまいこといきゃ、500万まで無担保で借りれるらしい。
ここは正念入れるとこなんで、慎重にことを運び首尾よく満額借りれた。
農協(今のJAバンク)で親の顔で300万借りれた。
合計800万、これが精一杯のとこやった。

写真:店舗外観

【さあ、施工】

この田んぼは200坪弱あって車道から3mほど低かった。
せやからまず擁壁工事して土盛りせなあかんかって、半端な擁壁では確認申請下ろしてくれへんだから結局500万消えて行った。

あと300万で店建てて、設備入れて備品そろえて、仕入れして宣伝広告費もいるしなぁ〜。
どうみても無理。せやせや自分ら住む家もなんとかせなあかんし。
できるとこは何でも自分でやろう思とったから、建物の基礎とかブロック塀、広告塔の木枠組みは自分らでやって金浮かした。

せやけどいるもんはいる。厨房と備品やテーブルを道具屋筋へ見に行った。
丸1日かかったけど決めて帰ってきた。総額は200万ぐらいやったと思う。
店舗は木造で10坪余り。
おじさんが工務店やったんで、職人さんが出勤するまでのキザミやもろもろを手伝って安うしてもらった。おまけに支払いを6ヶ月後にしてもらった。

オープンの宣伝には新聞の折込チラシを入れ、食材の仕入もして、僅かばかりの釣銭も用意した。
この時点ではスッカラカンやったんで、開店祝いと長男の誕生祝で賄った。
開店の時期が1月やったんでエアコンはなし。
兄貴が開店祝いに買ってくれたファンヒーターが大活躍。
200Vの電源がまだきてへんだから、ビールは冷やされへん
だけど、裏の倉庫は隙間風のおかげでよく冷えた。

オープンしてから4ヶ月目の月末、左官屋さんの集金の約束の日や。
夫婦で働いて人件費を切り詰めて、売上をかき集めてなんとか50万余りを払うことができた。
月末の当日、どんだけ万札を作れるかにかかっとってハラハラしとったんやけど、うちの奥さんがワンタンメンをもらい損ねて怒ってしもうたん覚えてる。反省。

5月になったらやっぱり暑うて、エアコンなしではメシなんか食ってられへん。
必要に迫られて付けたけど74万円。
ここで女神が…。取り付け工事の日、本体の梱包開けてさあ取り付けやでぇという段階で、うち言うてたんと機種が違うねん。向こうさんも交換となると大変らしく
「これで辛抱しとくから、支払いはお盆過ぎにして。」ということで商談成立。
なんとか目先のやりくりをゲット!

その夏、開業6ヶ月を過ぎたんで保証協会付融資を申し込んで、工務店のおじさんに300万をやっと払うことができた。

今から思えばよう頑張ったかもしれんが、自分のまいた種。ほんまに運がよかったんやな。
「もう一回やれ」言われても、二度とでけへんわ。
良い子の皆さんは絶対マネせぇへんでくださいね。

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●開店のときは手は軍手

この辺は田舎なもんで、工事してる頃から「何できまんの?何かお店屋さんでもできまんのか?」ってよう聞かれたもんや。
店舗より先に隣接する自宅(プレハブ二間=1日で完成)ができたもんやから、「公民館でもできまんのか?」って聞かれた時はちょっとショックやったけど。

そんなこんなで田舎の人は他人のことが気になるみたいで、うわさ話が好きでそれがまた背ひれ尾ひれ付いて広まるみたい。
まぁ、幸せなことにいざオープンとなると、そんなうわさを聞いた人が来るわ来るわ。
朝11時のオープンから夜9時まで、ずっ〜と満席のまま。
土地柄ということもあったやろうけど、「店を出せば客が来る」ような、今から思えば時代の恩恵も受けてたんやと思う。
商売始めたんやから忙しなんのはけっこうなこっちゃ。
また、そうなってもらわんと支払いできへんし。

ボチボチとかソコソコとかではあかんねん。
ロケットスタート切って銭集めな、えらいことになんねん。
しかしほんまに忙しいオープニングやった。
オープニングの3日間は開店から閉店まで20席が空くことはなかった。

座敷の4人机に相席で7〜8人座ってやはったには驚いた。こんな光景が何回かあった。
それはもう、働いた働いた。特にオープン1ヶ月間は…。

「これまでの『店持ちたいって夢』は、これしきの辛さにめげるような薄っぺらなもんやったんか!」
「今こんなとこで弱音言うてて、ほんまにこの先あんのんか!」
「今、頑張らんなどないすんねん!」

ここは何が何でも、今までの努力を成果に変える勝負の時やと肌で感じてた。
店を開けてる間は売ることで精一杯やったから、 店終わってからあくる日の仕込みする毎日やった。
体力だけは自信あったんと、やればやっただけ自分に返ってくる想いとで頑張れたように思う。
ただ、1日に5時間も6時間も中華包丁を持って、餃子も半端やあらへん数を包んどったから、朝起きたら右手が開かへんねん。

グーのまま。チョキもパーもできへん。
左手で指をそぉ〜っと1本ずつ広げていって、じわじわほぐしながらスタンバイOKってな感じ。
鍋振る以外はほとんど右手やからか、炎症なんか悲鳴なんかわからんけど、甲の厚みが左手とは別人のように分厚くて指もえらい太いねん。
今はナマクラしてるかして、左右均等の薄っぺら。トホホ…。

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●涙の開発ストーリー

〈その1〉

無計画な開業の時期をなんとか乗り切り、ちょっと?(かなり)天狗になってた。
(今は、周りの人の協力と運の良さがあったからと謙虚ですが…。ホンマかいな)
それまで欲しいものを辛抱してきたせいか、小金ができるとやれ車、ブランドもん、ゴルフ三昧…。
あげくは株の売買でえらい損して、商品先物取引でもまたまた大損。
どえらい高い授業料になった。 ほんまに家族には申し訳なかった。

多分今まで「店を持ちたい。欲しいものを手に入れたい。」と念じて歯を食い縛ってきて、目標にいざ登りつめてみると、緊張の糸が緩んで本業をおろそかに、浮利を追ったってことやね。
大きな車もブランドもんも、僕には似合わんみたいやいうのは、やってみてよう解かった。

「何か、オレの原点やあらへん。」
ぜんぜんしっくりけえへん。ええカッコしたいだけで、充実してへん。
やっぱ何かギリギリのところで、新たな何かにチャレンジしたい気持ちに駆られた。

飲食店いうのは基本的に待ちの商売で、店開けててお客さんが来て初めて仕事になる。
何かジーッと待ってんのんかなわんし、そんなんやったらこっちから仕掛けたい。
自分の持ってる無形のノウハウを活かして何かでけへんやろか?
取引先にヘラヘラせんでええ対等の取引で、価格競争に巻き込まれへんような、悪しき取引慣習に屈することはイヤやし…。

そんな「お前んとこがなかったら困んねん。」と言ってもらえるような商品やないとあかん。
これだけは負けへんというもんで、保存のきく物って何あるやろ?
漬物、冷凍食材、燻製品ってとこやろな。
ここで単細胞が即稼動し、夢は膨らみ、成功裏に歓喜する自分の姿が一瞬にして映し出された。

「よおし、やるでぇ〜!」
成功するまでは禁煙や。
これしきの辛抱できやんで、ぶち上げたでっかい夢が実現できるワケあらへん…と思うて。

まず、取り組んだんが、「きゅうりの漬物」やった。
店でビールのお供に出してたこの漬物が評判良うて、持ち帰りのニーズも多かった。
「よっしゃ、これや!」
ネーミングは、コピーライターに頼んで『ぼくは、きゅうり。』に決定。

袋のデザインも同時に依頼。
あと、バカ売れした時他の輩にマネされへんように、登録商標取っとかなあかん。
弁理士とやらに頼んだら相応の金かかるいうんで、自分でやることに…。
ある程度は書式様式が解かったんで、ワープロで申請書を作成したけど、役所なんでちょっと違うても融通きけへん。最後は大阪市靭本町の特許庁の窓口で個別指導してもろた。

いくつか申請したけど、印紙代だけでも1通につき2万以上したん覚えとる。
はれて『ぼくは、きゅうり。』が受理されバーコードを取得して、商品としてはスタンバイOK!
張り切って、近鉄百貨店とか自然食品の店とかなんやかんやと売り込みに行ったけど、ことごとくダメ。

そんななか、あるスーパーで6ヶ月間という約束で置いてもらうことに。
漬物売場の一角にうちの商品を並べる場所与えてもうたんで、喜び勇んでようけ置かしてもろた。
賞味期限が5日間と短かかったから1日おきに納品行っては、売れ残りと新品と交換してきれいに並べて帰る日が続いた。

思ってたほど売れるもんやあらへん。期待が大きかった分、けっこうガックリやった。
売値が200円で、1日に3〜5個ぐらいしか売れへんだ。これでは人件費どころかガソリン代も危ういんでバイクで通った。
朝一番に納品に行って、9時から店の仕込みに入る生活やった。
半年間お世話になって売れ行きは伸びんかった反面、「これ、どこに行けば買えますか?」という電話もいただいた。
無理言うて売場作ってもうた経緯もあり、結局請求書はよう出さんかった。

屈辱的やがこれが実力であり現実や。辛酸をなめたが貴重な勉強になった。

〈その2〉再奮起

漬物の失敗に滅げてる間もなく、「なんであかんかったんやろ?どこを直したらええんや?」
自分なりに考えて出した答えは、

(1) 賞味期限が短いということは、返品ロスが多い。
(2) 単価が低いうえ1アイデムでは物流費が出にくい。
(3) 季節要因が大きい。

次にやるのんはこれの裏返しで、賞味期限が長くて、販売単価が高く、通年需要があるものということになる。
漬物、冷凍食材、燻製品のなかで次に来るものは冷凍食材=餃子やった。
簡単な設備を揃えてスタートした。
今まで全て手作業やったところを、仕込み以外の行程で機械化・マニュアル化して、同業他店で使っていただける業務用卸として企画した。

一行で書いたらスッーといったみたいに聞こえるけど、商品化まで2年ほどかかった。
朝9時から店あるから、4時起きで餃子の試作錯誤を繰り返した。
手直しする度に自己満足に陶酔してたから、うちの奥さん起きてくるころには毎日餃子の試食会となった。
「美味しい」って言ってたけど、オーラがそう言わしてたかもしれへん。
自己満足はこれぐらいにしといて、世に出す前にいろんな人の声聞いてちょっとでも商品価値の見直しせなあかん思うて、あちこちのお店に試食の依頼に行った。
餃子とホットプレートを持ち込んで実演したり、サンプルを渡して後日感想をきかせてもらったりして声を聞かせてもらった。
「同業者がそんなもん持って何しに来たんや!」ってお叱りを受けるなか、そんななか印象に残って忘れられないお店が2軒あった。

1軒は、ワインを飲ますちょっとセンスの良いチャイニーズレストランで、若いオーナーさんやった。
サンプルの試食の感想を聞きに行ったんやけど、味がどうこうという話を聞かせてくれはあるところまでは想定内やったけど、話がヒートアップするうちオーナー手作りの餃子を「味、研究してみたら。」って生のままでくださった。
オーナーの男気に最敬礼で店を後にした。

2軒目は、ちょっと年輩の方で夫婦で中華料理店をされてる方やった。
「この餃子を試食してください」って頼みに行って1週間後に伺った。
ちょうど食事をされててタイミングは悪かったんやけど、「どうぞ座ってください」って親切にしていただいた。
味の方は及第点をいただいたが、「うちの餃子にはファンが多く、おたくのに替えるわけにはいかん」といいながら、コックとしての持論をいろいろと聞かせてくださった。
そんななかで「僕は塩と味の素の最善のバランスは6:1が基本やけどあんたは…?」という問いかけに「1対0.8です」って答えた後、「一度オーナーの言われる通り作ってみるので違いを見てください」と約束して再訪問することに。

後日訪問して評価をいただいたことがきっかけとなり、商品化する段階では化学調味料を使っていない餃子として付加価値を見直すことが出来た。
商売を度返しして、料理人として共鳴してくださったことに、ただただ感謝と胸を打たれる出来事やった。
欠点を突かれるとええ気はせえへんし、認めたないけど、耳を傾け検証してみたらまたとない成長の機会を得られる結果となった。
これからもそうしようと思う。

巷はちょうどバブルで丁稚が入ってけえへんもんやから、オーナー一人で仕込が大変という店に「餃子作りの黒子」として売り込んだ。
ちょっと前からヤマト運輸がクール宅急便なるサービスをやり始めたから、これ使たら隣町も東京も北海道もみんな同じ商圏や。
ラーメン店とか中華料理店とかにDM送ったらけっこうサンプル請求が来て、ニーズはあるなと確信した。
「少々高うても旨いもんしか売りたないねん」っていう一握りのお店と取引が始まりだした。
取引相手がプロやからパワーユーザーが多いのも当たり前で、注文や要求も多かったけど商品の改良に役立つ情報はハイレベルやった。

ただ最近は、元気のあるお店が減りつつあるのが寂しい。

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